既存擁壁診断　業務フロー

①事前診断
現地へ出向き事前に審査が通りそうな擁壁かを確認します。
※必要資料：案内図もしくは住所のわかるもの

②本診断
【擁壁診断士】
擁壁診断士が対象擁壁の状態・安全性を調査します。
※参考資料：宅地擁壁の健全度判定・予防保全対策マニュアル、各市町村用擁壁チェックシート及び日本擁壁保証協会擁壁診断マニュアル等

シュミットハンマー シュミットハンマーを用いて、コンクリート部材の強度推定調査を行います。
シュミットハンマー法とは、コンクリートに打撃を加え、返ってきた衝撃の反射の強さを図ることでコンクリートの強度を測定する方法です。
コンクリートを破壊しないで強度の測定をする最も一般的な方法です。

鉄筋探査 鉄筋探査機 にて鉄筋の位置とかぶり厚さを探査。
弊社の使用機器はサンコウ電子 3312SHシリーズを採用しており、メーカーより次の内容が推奨されており信用度の高い機器にて探査します。
・「住宅瑕疵担保責任保険」の現場検査に最適
・日本建築学会：建築工事標準仕様書 JASS 5 T-608の検査に最適
・国土交通省: 配筋状態及びかぶり測定要項（案）適合品

水抜き穴 水抜き孔の水抜きが適切に行える状態になっていることは、擁壁の性能においてとても重要な確認項目です。
建物以上に注意深く確認する必要があります。
水抜き孔内部を目視で確認し、排水機能を低下させる原因の詰まりや裏込め状況有無を確認致します。

【地盤調査】
擁壁内側の地盤状況及び推定土質を確認し、土圧等の推測を行います。

③報告書作成
擁壁診断及び地盤調査によって得た検査結果と参考資料を基に報告書を作成いたします。
※参考資料：宅地擁壁の健全度判定・予防保全対策マニュアル、各市町村用擁壁チェックシート及び日本擁壁保証協会擁壁診断マニュアル等

④補修計画提出
報告書内容に基づき擁壁に不具合がある場合は擁壁の安全性を保持するための補修計画をたてます。
（補修工事は別途費用）

⑤擁壁保証
日本擁壁保証協会へ保証申込に必要な報告書等を提出します。（申込書・図面・各種報告書等）
※擁壁審査終了後、対象擁壁境界内の状態が変わった場合には再診断審査が必要となります。（別途費用）